中央競馬考察見習い

主に競馬考察

大阪杯

日に日にコロナの猛威が増しており、ついに今日JRA関係者、ジョッキーにも感染者が出てしまいました。このままいくと来週以降の開催も危ぶまれるのでしょうか。個人的には今が競馬の一番いいシーズンだと思うので、できる限り開催は続けて欲しいと思います。もちろん過半数のジョッキーが感染するような状況になってまで開催して欲しいとは思いませんが。

 

あまり陰鬱な気持ちになっていてもしょうがないので、切り替えて先週の反省、今週の予想をしていこうと思います。

 

先週の日曜中京のメインはG1高松宮記念でした。タフな中京コースということもあってスプリント戦にしては緩めのペースで進行し、結果は前残り。クリノガウディーの降着などもありなんだかわちゃわちゃした結果になってしまいましたが、わかりやすく脚質が出ることになりました。有力視されていたダノンスマッシュやタワーオブロンドンは中団で進めていたのですが最後は全く伸びず波乱の決着とは成りましたが、人気馬の中で唯一目を引いたのはグランアレグリアです。先ほど述べたように前残りの結果となり、上がりを使う馬にとっては不利な展開だったのですが、その中でメンバー最速の上がり33.1秒を使い2着。昨秋のNHKマイルから1ハロンずつ距離を縮めていきどうかと思われた1200mでしたが、私の予想を良い方に裏切ってくれてこの結果。どんな展開でも切れる末脚を使えることがわかり、スプリント〜マイル路線でのさらなる活躍を期待せざるを得ません。次走予定はヴィクトリアマイルとなっており約1年ぶりのマイルとなりますが、成長度を含めて本命に推したい一頭です。(昨年6月にデビューした全弟ブルトガングが新馬戦を勝ってすぐ早逝してしまったのがより悔やまれます、、、)ちなみに血統的には父ディープインパクトの芝適正、末脚を持ちながら、母父Tapitで短距離ダートでも活躍するようなパワーとスピードを補強しており、短距離適性の源泉となっているのでしょう。

高松宮記念の結果を書いていたはずがグランアレグリアで熱くなってしまいほとんどレースに関係ない話となってしまいましたが、レースに関して書きたかったことは全部書いたつもりです。(そんなに書きたいことがなかったということです。)

ちなみに予想の結果は

◎アウィルアウェイ11着

◯ダノンスマッシュ10着

▲セイウンコウセイ7着

△グランアレグリア2着

△タワーオブロンドン12着

△モズアスコット13着

△ナックビーナス14着

散々な結果となってしまいました。本当に的外れな予想をしてしまったと反省しています。

 

さ、気持ちを切り替えて今週末の予想です。今週末は春の中距離G1大阪杯阪神芝2000m)です。昨年は9番人気と人気薄のアルアインが勝ち、1番人気ブラストワンピースが6着と波乱の結果となりました。コースとしては正面スタンド前からスタートしてゴール前の坂を二回登るのでタフなコースと思われがちですが、その坂はあまり急ではなく、血統的にもディープ産駒が好走していることからそこまでタフなコースではないと言えるでしょう。サンデー系X米国型が好走しており、昨年のアルアインもこれに当たります。いわゆる燃え尽きないディープ産駒にも注目していきたいです。脚質的には差しより先行有利です。これは内回りで直線が短いことに起因すると考えられます。

 

と言いつつ本命は◎クロノジェネシスです。

もちろん1番好きな馬ですから本命です。しかしこれはただ好きというだけではなくて実力も当然考えての◎です。先ほどサンデー系X米国型が好走すると申し上げたのですが、そもそもバゴ産駒は出走歴がなく、未知数です。母父はクロフネは2017年に2着になったステファノスと同じで米国型とこちらは当てはまっています。ちなみに米国型の中でもデュピティミニスター系に注目しており、クロフネはこれに当たります。阪神は2歳時、3歳時に経験しており、距離的にも秋華賞と同じ2000m、さらには速い末脚の持続力が売りのこの馬にとって内回りというのはプラスではないでしょうか。大外は少しマイナスかもしれませんが、少頭数なので案外大丈夫ということもあるでしょう。

 

対抗は◯ラッキーライラックです。

血統的にはサンデー系X米国型に当てはまっており、父オルフェーブル自身がG2時代の大阪杯を勝っています。阪神桜花賞などで経験済みで、距離は血統的にも実績的にも問題ないでしょう。休み明けよりは叩いて2戦目に好走するタイプで、中山記念はダノンキングリーに離されて2着だったものの巻き返しは狙えると思います。また、古馬になってより一層強くなったと感じており、牡馬との斤量差2kgもプラス材料です。

 

単穴には▲ワグネリアン

昨年には末脚を伸ばして3着に来ており、今年も狙える。血統的には米国型の血は入っていないのですが、ここは実績を買っての単穴です。休み明け好走するタイプで、ジャパンカップ以来となる今回は好走するパターンです。成長度は特にないと思われますが、単純に実績上位ですし、リピーターも多いレースですので今年も買おうと思います。

 

連下には△ブラストワンピース、△ダノンキングリー、△ジナンボー。

△ブラストワンピース

ダンチヒ系は連続で好走しないことや血統的に合っていないことなどマイナス要素は正直多いが、出遅れなければ走る可能性はある。連下の中では最も評価は低く、外す可能性もある。

△ダノンキングリー

4歳で伸び盛り。皐月賞3着、ダービー2着と世代最強クラス。血統もサンデー系X米国型でデュピティミニスター系ではないもののほぼ完璧と言えるが、唯一燃え尽き型の可能性があることが心配である。マイルCSの時も毎日王冠での好走に比べると案外な結果に終わってしまったが、今回も中山記念で走りすぎた気もする。これがどう出るのかは正直わからないが、つけ込む隙はありそうだということで連下まで落とした。

△ジナンボー

血統からくる期待ほどの実績は今の所残せていないが、やはり期待はしてしまう。この馬の不思議なところは、差し馬が有利な展開な時に限って先行して好走するところ。前走小倉大賞典もそうで、展開的には勝ったカデナに有利な差し、追い込み優勢の中で唯一前残りした。逆に極端なスローペースや2400m以上の距離、内枠の時に走らない。今回はどれにも当てはまらなさそうなので、穴馬としては面白い一頭ではないだろうか。