中央競馬考察見習い

主に競馬考察

中山記念&阪急杯

コロナウィルスの影響で当面の間中央競馬は無観客での開催となることが決まりましたが、今では便利なことにインターネットで手軽に馬券購入できますのでコロナに負けずに盛り上げていきましょう!

 

さて、まず先週開催されたフェブラリーステークスの振り返りです。結果は

◎インティ14着

◯モズアスコット1着

アルクトス9着

サンライズノヴァ3着

△モジアナフレイバー6着

△ワンダーリーデル4着

となりました。本命に推したインティは最後の直線伸びず惨敗となり馬券も惨敗しました。結果的にペースが速くなり前にいた馬は総崩れとなり、インティも例に洩れずという感じです。予想と結果を見るとわかるように、ペースが速くなって差しが決まるようになると来るだろうなという馬でほとんど来たのですが、唯一意外だったのがケイティブレイブです。これはやはり調教段階から乗り込んでいた長岡ジョッキーの好騎乗の結果ではないでしょうか。土曜日のダイヤモンドステークスを勝ったミライヘノツバサに続き二日連続で最下位人気が連対するという波乱含みの先週でしたが、今週はどうなるのでしょうか。

 

 

まずはG2中山記念(中山芝1800m)です。

中山競馬場の内回りを一周ちょっとするコースで坂からスタートすることもありタフな展開になることが多い。それもあって少々荒れることもあり、リピーターも多い。今回もやはりコース適性を重視しながら予想しました。

 

本命は◎ダノンキングリー

皐月賞で勝ち馬サートゥルナーリアと着差なしの3着と中山との相性は悪くないと言える。いわゆる非根幹距離とはなるが毎日王冠で1800mはクリアしており、距離の問題はないだろう。開幕週ならそこまで馬場が重くなることもないだろうし、4歳馬で成長も見込めることから狙える。

 

対抗には◯インディチャンプです。

中山は初めてとなるが、前めでレースを進めそのままスタミナを切らすことなく押し切るというこの馬のスタイルや父ステイゴールドの血統背景からも得意であることが予想される。むしろ問題なのは距離だと言えるが、おそらく適性と言えるマイルから200m程度の差なら馬の能力とレース運びでどうとでもなるだろう。

 

単穴には▲ウインブライト

中山記念三連覇がかかる。中山は9回走って7回連対と中山巧者であることは明白である。連対を外した二回はどちらも2000m以上で、母父アドマイヤコジーンからこの馬の適性はもう少し短いところであることがわかる。ステイゴールド産駒であることから古馬になっても期待値は下がらずむしろ上がるまであるので6歳になる今年はまだ狙えるだろう。ただ昨年からさらに1kg斤量増に加え外枠を引くなどマイナス面も無視できない。

 

連下には△ラッキーライラック、△マルターズアポジー

△ラッキーライラック

昨年同レース2着。近走の成績は良いが香港ヴァーズでは斤量差が、エリ女では騎手のコース取りが、府中牝馬ステークスはそもそも相手関係がこの馬に有利に働いたとも考えられる。とは言え父オルフェーブルからもわかるように中山巧者である可能性が高い。ちなみに昨年4歳時の中山記念では斤量53kgであり、今年は55kg。この差はかなり大きいようで、2016年このレースに4歳で出走したリアルスティールは斤量55kgで3着であったが、2017年に5歳で出走した時は斤量58kgで8着と大敗しており、斤量差はリアルスティールの方が大きいものの一番人気は素直に信用できないと考えて連下に。

マルターズアポジー

基本的には上位人気馬で決まると考えているが穴馬が絡むとすれば逃げるこの馬。中山記念は過去一度馬券に絡んでいる。

 

結局荒れると言いながら上位人気多めの予想となってしまいました。これが吉と出るか凶と出るか、、、

 

次はG3阪急杯阪神芝1400m)です。

このレースは中山記念よりさらに荒れやすく、昨年は三連単20万馬券とかなりアツい結果でした。これはやはり開幕週の軽い芝と1400mという距離のせいだろう。この特殊な条件の影響で血統背景にも偏りがうまれています。それがフジキセキの血を持つ馬。これはかなり色濃く結果に表れており、サンデー系の短距離部門がここで良いパフォーマンスを発揮するようです。人気がなくても馬券に絡むことが多いのでここでも注目です。またそこまで強い傾向ではないのですが日本における主流血統サンデー系とキングマンボ系ではキングマンボ系の方が好成績を残しています。ただここで私が注目したいのはロードカナロア産駒です。過去ロードカナロア産駒はこのレースに出走しておらず、今年は三頭出走予定です。サンデー系の短距離部門代表馬がフジキセキならキングマンボ系の短距離部門代表馬はロードカナロアでしょう。

 

本命は◎ダイアトニックとします。

ロードカナロアで、母父サンデーサイレンスに母母米国型の短距離向きな血統背景。タフな馬場で好走しているイメージがあるが血統的に軽い芝を苦にするようなタイプではない。最後末脚を伸ばしてくる馬が馬券に絡む傾向が強く、ここでも好走が期待できそうです。阪神1400mは初めてとなりますが阪神マイルを走ったことがあり、距離短縮となることから問題はないでしょう。

 

対抗には◯スマートオーディン

昨年11番人気ながら1着となるなどこのレースの適性は抜群。近走パッとしないが昨年も同じような感じで勝ったので関係ないだろう。特に前走は59kg負担で上がり最速など強靭な末脚は健在。前走より3kgも軽くなる今回ならまさに狙い所でしょう。

 

単穴には▲ライラックカラー

先ほど取り上げたフジキセキを母母父に持ち、トニービンを3x3と濃く持つ。よって5歳となる今年の成長が血統面から期待でき、このレースへの適性も兼ね備えています。また脚質はしっかり上がりを使えるタイプであり、この点も評価できます。

 

連下には△フィアーノロマーノ、△ステルヴィオ、△ロジクライ

△フィアーノロマーノ

阪神1400mは阪神カップファイナルステークスの二度走っているがどちらも開催が進みタフな馬場であったので父父デインヒルの血統背景からこの馬にとって少々有利だったと言えるでしょう。その一方で父Fastnet Rockは2016年のこのレースの3着馬ブラヴィッシモと同じであることからこのレースの適性もあるのかもしれない。特にブラヴィッシモの牝系が欧州型だったのに対しこの馬は欧米型でさらに適性があると考えられる。正直なところ馬券に絡んでくる確率は高いとは思いますが現在一番人気を本命に推してしまったので馬券妙味も考えて連下までとしました。

ステルヴィオ

長期休養明けで初めての1400mと不安材料が多い。弱い馬ではないがここで馬券圏内を保証できるほどではないので連下まで。

ロジクライ

昨年の阪急杯3着で適性はあると考えられる。最近続けて59kgの斤量を背負っていたので56kgで出走できるのは大きい。ただ乗り替わりであることはマイナス。

 

予想は以上ですが、荒れるのを期待して阪急杯の方の馬券は本命をそこまで重要視せずに買いたいと思います。