中央競馬考察見習い

主に競馬考察

宝塚記念の結果とクロノジェネシス

個人的に忙しくなったためしばらく更新できていませんでしたが、さすがに今回は投稿せざるを得ませんでした。

そう、現役馬の中で最も応援しているクロノジェネシス宝塚記念が圧勝したのです。2着との差はなんと6馬身、一番人気サートゥルナーリアとは約12馬身差と文句のない勝ち方。もちろん馬場のアヤがあったのは間違いないのですがそれでもただただ嬉しい結果で、最後の200mではもうずっと叫んでしまいました。

全頭の着順は

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出典:netkeiba.com

のようになりました。

今回予想を投稿できなかったためこの結果を見ていきたいと思います。

直前に雨が降ったせいもあって直前でクロノジェネシスのオッズがぐんぐん下がり、結果2番人気に(もちろん私も買ったのですが、、、)。

スタート直後は、大体の馬がスムーズに進んでいった一方でキセキが出遅れ後方から。クロノジェネシスはラッキーライラックの後ろあたり中団という位置どり。サートゥルナーリアはさらにその少し後ろで向正面へ。

ここで動きがありました。3コーナー手前で後方からキセキが、それに合わせる感じでクロノジェネシスも上がっていきました。ラッキーライラックとクロノジェネシスが併せる形で4コーナーを回りましたが併せていたのも束の間、ラスト200mではクロノジェネシスの手応えが十分で突き放す形。他の馬があまり伸びない一方でぐんぐん伸びていくクロノジェネシス。その後ろでは外を回ったサートゥルナーリアも伸び悩み、4コーナーで前をつけていたキセキが粘る。ラッキーライラックは後方からモズベッロ、メイショウテンゲンに差され決着。

 

上がりが他の馬より1秒近く速いことからもわかるように、やや重馬場のなかクロノジェネシスだけが圧倒的に伸びていました。父バゴは凱旋門賞を3歳時に制しており、多少タフな馬場なら他の馬に比べると得意な条件なのでしょう。一方で父ロードカナロアのサートゥルナーリアは馬場を気にして4着と、馬場適性が明暗を分ける形となりました。

 

2着、3着には穴馬のキセキ、モズベッロが入りました。

キセキは昨年の2着からもわかるようにコース適性あり。ただ近走の出遅れ続きなどがあり評価が下がって6番人気まで落ちました。なので2着はあまり驚くような内容ではないでしょう。

モズベッロは天皇賞春からの参戦。しかし天皇賞春では振るわず7着だったのでこのメンバーの中だと12番人気まで下がりました。しかしやはり戦歴を見ても3200mは長かった印象で、今年に入ってから2回走ったG2で2回とも連対している結果を素直に評価するとここまで評価を下げる必要はなかったのかもしれません。状態面もよく、また前走で初めて58kgを背負った経験も生きたのかもしれません。

個人的に今回馬券に絡んだ二頭の穴馬から学んだことは、

「リピーターを軽視するな、4歳馬の成長力を軽視するな」

ということです。

 

馬券的には厚めに買った単勝と三連複を的中させてもらい、なんとか上半期の負けを取り返すことができました。もちろん馬券を当てさせてもらった感謝もあるのですが、何よりもクロノジェネシスがこのメンバーで宝塚記念を圧勝したことが嬉しいです。

秋華賞からはずっと本命にし続け、もちろん秋華賞を勝った時も嬉しかったのですが今年に入ってからはどこかでこの馬の限界を心配していました。京都記念勝ちはしたものの相手に恵まれた感じもあり、大阪杯でレベルが上がったもののラッキーライラックにはエリザベス女王杯に続いて負けてしまったのがその原因でした。しかし今回、4歳牡馬最強のサートゥルナーリア、絶賛好調中のラッキーライラック、その他G1馬6頭も含め、ここで勝つようなら間違いなく「強い」馬と言えると思いました。結果は上にも書いた通り圧勝。サートゥルナーリアを応援していた人には馬場が味方しただけと言われそうですが、あれだけ圧勝したのは間違いなくこの馬の「強さ」だと言い切れます。

アーモンドアイを下し安田記念を勝ったグランアレグリアも4歳馬。カレンブーケドールも昨年ジャパンカップで2着などやはり現4歳牝馬はかなりレベルの高い世代だと言えそうです。どこまで活躍を続けることができるかはわかりませんが、これからもクロノジェネシス、ひいては現4歳牝馬を応援していきたいと思います。

 

北村友一ジョッキー、クロノジェネシスおめでとう!そしてありがとう!